[ g i f t ]  なべsama(HOME = 『tink.tank_』)

なべさんのサイトのキリ番?を踏みっ(嬉)。count 68 HIT♪で頂きました。

リクと言うか・・・内容は見て分かる通り、ウチの【チョコ風味】の続きって事で(笑)。

本人が躊躇ったのを、私が是非みたい是非〜〜〜と言って、もぎ取りました(爆)。

【ponky < < < Men's】



「、ととと。」

首のところで引っかかってしまったシャツを、無理こやりこで 下まで引き伸ばす。
あれ、栗の匂いがする、これ。
スーハスーハ

「…世間様じゃぁ変態っていうのよそれ」

眉をひそめながら折角来たシャツを、またむりやりに引っぺが す栗の横暴にイテテ、と訴えてみても、
僕の女王様は、当然ながら加減をしてくれるようなことはあり ませんでした。

「ちょっとした間違いなのにー」

唇を突き出してみても、

「はいはい、問題はそこじゃないんだってば。」

軽くあしらわれて、チャっチャと自分の体に衣服を身に着ける このすばやさ。
ちょっとは余韻に浸るとかさー。

拗ねたまま、もらったポッキーをジャガリコジャガリコと前歯 だけで全て食べ終える。
そんなに甘いモノが好きな俺ではないはずなのだが、なんでか これは、ついつい。
やめられない止まらない。
うんんー。美味。

「は、またお前そんな食い方して。」

すっかりと先ほどまでの行為をうかがわせることのなくきちっ と服を着込んでいる栗が、俺の唇を指で拭った。

ぬぉ、
…笑ってるし。

「付いてるよ、チョコ。」

…拭ってくれるし。

………舐めてるし。


そんな柔らかい目で、急にそんなに、微笑まれたら。

さっきまでふてくされていた俺としては、もうほんと、
このままなぁなぁに許してしまうことはとても気に食わなかっ たんだけれど。

「うん?」

…ああ、やっぱり。

「…ちょっと。」

ダメだなぁ、俺。

「何よ、急に。」

「うん。好きよって。」

抱きしめたら、やっぱりそこから逃げないでいてくれた。
呆れたように息をついても、そこはほら、愛があればね。
間間で、見えてくるものがあるから

態度はそんなでも、言葉だってなくっても、
一緒にいる瞬間瞬間の、そんなちっちゃな端っこからでも、 伝わってくるもんがあるんだな。
それはほんと、俺だけに向けられて、俺だけがわかる合図のよ うな
そんなささいな、ことなんだけど。

「…気を使ってくれたんだね、がきんちょなりに。」

「うん?」

再度指を舐めるしぐさがなんとも色っぽかったんだけど、
口付けてしまったらしゃべれないので我慢をした。

「メンズだねこれ。甘さ控えめ、大人の味よ」

「へー、そんなもんあんのか」

たしかに、包んである箱には大きく「Men's」と銘打ってあっ た。
どおりでぱこぱこ入るはずだよ。

最近のガキも一概に悪いとも言い切れんなぁ

すると急に、腕の中で栗がもがいた。

「もういいだろ」

「は?」

するりと抜けて、何事もなかったかのようにまたあのクールな 顔に戻ってしまう。

何なんだいったい?
頭がついていかず全身で「どうゆうことよ」と尋ねる俺に、一 言。

「今日の務めは、果たしましたよ。もうホワイトデーどうのは 、さわがせませーん。」

にこりと笑った栗さんは、さっきの笑みとはえらい違いで。
ああ、やっぱりこいつ、栗だよな。
と変な納得をしてしまった。

「え、今ので三月兼用ですか?!」

「はいな。」

…さすがコンピューター。全部が全部、計算づくかよ。

ちゃっちゃと残りの家事もやっちまわねばね!
そう言ってもう頭の切り替えをしてしまった公私混同の相方に 、がっくりきながら自分の分の服を手にとる。
まぁ、わかってるけどね。
ポキ、と最後の一本をかじってみた。
ああ、確かに
ほんのり苦いわ。味わってみりゃ。

食べ終わる前に、なにか来月のお返し、いい案が無いだろうか と考えをめぐらしてみれど
日頃足りない分全部任せきっている俺の頭には、何一つ浮かん できませんでした。

まぁ、来月までには考えとこう!
最後の一欠けらを口に掘り込むと、プリッツの素朴な甘さにさ さくれた心を癒してもらった俺なのだった。

< END >


 これは、私の誕生日の日に届きました!!(嬉)。
この幸せが分かる???。朝起きてメールチェックしたら、届いてたのよ〜〜〜〜っっ!!(本当に誕生日に合わせて下さった)。
頭ドカーンって感じで(笑)。良い誕生日だった事。悔い無し!!68をキリ番にして下さって有難う!!!って事で。
皆様にも、おすそ分け〜〜〜。







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